D・アウベスがバルサの対応に苦言 「クライフが亡くなる前に式典を行うべきだ」
ささやかれていたクラブとの確執
バルセロナは2日、カンプノウで行われたレアル・マドリード戦で68歳で死去したクラブのレジェンドであるヨハン・クライフ元監督の生前の功績をたたえる追悼式を行った。だが、ブラジル代表DFダニエル・アウベスは、「遅すぎる」と、その対応の遅れを一刀両断。クラブ首脳陣に生前から偉大さをたたえる式典を開催すべきだったと持論を展開した。衛星放送「ビーイン・スポーツ」で語った。
1-2でバルサが敗れた一大決戦で、カンプノウではOBが次々にクライフ氏の偉大さをたたえるメッセージを出した。スタンドには「グラシアス・ヨハン(ありがとう)」というメッセージと、トレードマークの背番号「14」をかたどったコレオグラフィーも登場した。
アウベスはこのイベントについてクラブ首脳に苦言を呈している。「クライフほどの偉大な存在なら、彼が亡くなるまで式典を待つべきではなかった。もっと以前に執りおこなうべきだった」と主張している。
選手として、監督としてバルサに栄光をもたらした“空飛ぶオランダ人”の偉大さは全世界も認めるところ。クライフ氏は現会長のジョゼップ・マリア・バルトメウ氏と対立候補だったジョアン・ラポルタ氏を支持するなど、首脳陣との確執もささやかれていた。
アウベスは生前に偉大さをたたえるべきだったと熱弁を振るっていた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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