「8戦無失点」に潜む罠 シリア戦大勝の陰で日本代表CBコンビが肝に銘じた終盤の緩さ

最終予選に向けて吉田と森重が誓う守備面の改善

 日本代表の5-0大勝劇にも、センターバックコンビの気は緩むことがなかった。ロシア・ワールドカップのアジア2次予選シリア戦に出場したDF吉田麻也とDF森重真人は、ゲーム終盤に相手に与えたピンチの連続を反省。最終予選以降のディフェンス改善を誓った。

 試合終了間際、FW本田圭佑、MF香川真司、MF原口元気の立て続けのゴールで、埼玉スタジアムに駆けつけた5万7475人のファンは大きく沸いた。しかしその直前、日本はシリアに次々と枠内シュートを許し、肝を冷やす場面が連続したのも事実だった。この日ゴールを守ったGK西川周作のビッグセーブ、MF長谷部誠の決死のスライディングによるブロックで失点こそ免れたものの、ディフェンスを統率するふたりに共通したのは反省の弁だった。

「守備に関しても今日は評価できる部分が少なかったと思います。攻めている時のリスクマネージメントをしっかりしなければいけなかったし、強い相手とやるなかではその部分を向上させないといけないと思います」(吉田)

「(終盤は)全員でしっかりゴール前で身体を張れました。でもそこまでに至るまでの自分たちのプレーやミスっていうのは反省しないといけないかなと思います」(森重)

 

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