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元日本代表FW森本貴幸、ギリシャ3部コザニ退団か 「先行きの不透明さが原因」と現地報道
福岡を退団し、10月にコザニと契約も…新型コロナの影響でリーグ戦再開の目処が立たず
元日本代表FW森本貴幸は先月、ギリシャ3部AEPコザニへの加入が発表された。32歳での欧州再挑戦が話題となったが、現地メディアではリーグ戦延期の影響を受けての退団が報じられている。
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東京ヴェルディ下部組織出身で、15歳11カ月28日というJ1最年少得点記録を保持する森本。10代の頃からイタリア・セリエAに挑戦し、カターニャと期限付き移籍先のノヴァーラで計7年間プレーした。その後、UAEのアル・ナスルを経てジェフユナイテッド千葉でJリーグ復帰を果たし、川崎フロンターレ、アビスパ福岡と渡り歩いた。
そして9月、森本は福岡との契約を双方合意のうえで解除。10月13日にコザニとの契約が発表されていた。しかし、クラブ公式サイトは現地時間10日、「森本がトレーニングのためにスペインへ」と発表。9日には都市ロックダウンの状態に入り、選手のトレーニングも制限されることになるとも発表、リーグ戦も再開の目処が立っていないという。リリースでは「リーグ延期という異例の事態は、プロ選手にとっては最悪な状況だ」と決定に至った理由を説明している。
これを受け、ギリシャメディア「gazzetta.gr」は「森本が退団へ」と見出しを打ち、「ギリシャサッカー界の先行きの不透明さが原因で、日本人FWは我々の国に留まることはないようだ」と報道。記事では「セリエAでの実績を持つタカユキ・モリモトのAEPコザニ移籍は、夏の大きな補強の一つだった。しかし、蔓延する不確実性が別れにつながってしまった」と伝えられている。
今後は同学年のMF香川真司とともにトレーニングに臨むとされている森本。世界的に続く未曾有の事態のなか、その冒険はどのような展開を見せるのだろうか。