レアルが4失点の大惨敗 ジダン監督、バレンシア戦の屈辱的敗戦を陳謝「“戦犯”は私だ」
3つのPKを献上するなど守備が崩壊し1-4の大敗 今季2敗目を喫す
レアル・マドリードがまさかの大惨敗を喫した。現地時間8日に開催されたリーガ・エスパニョーラ第9節バレンシア戦で、3つのPKを献上するなど守備が崩壊して、1-4の大敗を喫した。アウェーとはいえの大量失点について、スペイン紙「マルカ」によるとジネディーヌ・ジダン監督が自ら「“戦犯”は私だ」と陳謝したという。
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試合は前半23分、好調の元フランス代表FWカリム・ベンゼマが先制ゴールを挙げ、幸先よくスタートを切ったかに見えたレアルだったが、前半35分にスペイン代表MFルーカス・バスケスがペナルティーエリア内でハンドの反則を犯しPKを献上。これをFWカルロス・ソレールに決められて1-1の同点にされると、同43分にはフランス代表DFラファエル・ヴァランのクリアがオウンゴールとなり勝ち越された。
後半に入っても悪い流れが続く。同9分、ブラジル代表DFマルセロがFWマキシ・ゴメスを倒して、同18分にはスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがハンドでそれぞれPKを与えてしまい、ソレールがどちらも成功。PKだけでハットトリックを許した挙句、ベンゼマも負傷交代でピッチを去り、挽回ならなかった。
「我々にとって、この試合を理解するのは難しい。彼らは全員マドリードの選手で、私がこのスタメンを11人選んだ。言い訳はない。先制点の後、我々は崩壊した」
試合後の会見でジダン監督はこのように完敗を認めた。PK3つが勝敗に直結したという展開になっただけに「バレンシアが戦術的に優れていたとは思わなかった」としつつも「解決策を見つけなければならない。“戦犯”は私だ」と自らを厳しく責めた。
今季リーガは宿敵バルセロナが出遅れている一方で、レアルも8試合目で2敗となった。混戦模様となっているなかで、ジダン監督はチームの勢いを完全に取り戻すことはできるのだろうか。