なでしこ初選出の浦和レディース塩越、代表での“青写真”は? 「確実にプラスになる」

代表に初選出された浦和レッズレディース所属の塩越柚歩【写真:Football ZONE web】
代表に初選出された浦和レッズレディース所属の塩越柚歩【写真:Football ZONE web】

なでしこジャパン初選出を受けて、17日の仙台レディース戦後に意気込みを語る

 先日、なでしこジャパン(日本女子代表)に初選出された浦和レッズレディースのMF塩越柚歩は、17日のマイナビベガルタ仙台レディース戦にフル出場し2-1の勝利に貢献した。代表メンバーへの初選出を受けて、改めて「自分の良さを多く出せたら」と意気込んだ。

 試合前の時点で2位の日テレ・東京ヴェルディベレーザに勝ち点6差をつけて首位を走る浦和は、開始2分にDF佐々木繭が先制ゴール。前半22分にはFW菅澤優衣香が追加点を挙げた。後半にミスから1失点したものの勝利を収め、リーグ優勝へ勢いづく勝利になった。

 フル出場した塩越は試合後「前半の早い時間で点が入って、2点目も入って前半は優位に試合を進められました。後半に入って1点を返されてから追加点が取れなかったところは反省点だと思いますが、今の自分たちにとって一番大切な勝ちというところで、さらに失点せずに勝ち切れたことは良かった」と振り返り、チームとして結果を掴んだことを評価した。

 左サイドハーフでスタメン出場した塩越は、相手の守備ブロックの間に顔を出してボールを受ける長所を出した。今季はリーグ第2節のアルビレックス新潟レディース戦での鮮やかなミドルシュートが話題を呼んだようにゴールセンスもある。それに加え、選手交代に伴い右サイドにポジションを移す時間帯もあれば、流れの中ではトップ下やボランチの位置に入ることもあり、過去にはサイドバックでのプレー経験もある。こうしたユーティリティー性を持つ部分も長所の1つだ。

 浦和を率いる森栄次監督は塩越について「彼女の良さは中盤で柔らかさがあり、間、間でボールをしっかりもらって捌くこととか、タイミングなど、よく周りが見えていて、私としては使っていて面白い選手。代表ではどのように使われるか分かりませんが、うちでは中盤でプレッシャーがある中でもスペースを見て回避できるような選手だと思います」と、選手としてのアピールポイントを語った。

 塩越自身も初代表について「選ばれるとは思っていなかったので驚いた」としつつも、このチャンスを生かすための自分なりの思いがあることを話している。

「代表に行ったら常連の方々ばかりで上手いことはもちろん分かっています。その中で今日の試合のようにどんどんボールに絡んで、ドリブルや間で受けるといった自分の良さを多く出せればと思います。代表でどういうプレーを求められるかは、まだ実際に行っていないので分からないことも多いですが、いろいろなポジションでプレーできることは確実にプラスだと思いますし、そういったところで良いところを見せられたらなと」

 浦和の下部組織から昇格した塩越は、なでしこジャパンの高倉麻子監督が率いていた当時のU-20女子日本代表への選出経験も持つ。来年の東京五輪を見据えれば、18人という数少ないメンバーでのやり繰りが必要になることから、複数のポジションでプレーできる選手の重要性は大きい。首位に立つ浦和で存在感を発揮している成長著しい22歳は、なでしこジャパンに新たな風を吹かせることが期待される。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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