森保J、コートジボワール戦「パフォーマンス分析」 1年4カ月ぶり先発の久保の評価は?

コートジボワール戦に挑んだスターティングイレブン【写真:ⓒJFA】
コートジボワール戦に挑んだスターティングイレブン【写真:ⓒJFA】

オランダ遠征2試合目で1-0と勝利 出場15選手を5段階査定

 日本代表は現地時間13日、オランダ・ユトレヒトで開催された国際親善試合でコートジボワールと対戦。後半アディショナルタイムのDF植田直通の決勝ヘディング弾で1-0と接戦を制し、2020年初勝利を飾った。

 森保一監督は9日のカメルーン戦(0-0)から先発7人を変更し、MF久保建英、MF鎌田大地、MF伊東純也、FW鈴木武蔵らをスタメン起用。スコアレスのまま終盤まで推移したなか、後半43分から途中出場した植田の値千金の一撃でなんとか勝利をもぎ取った。ここではコートジボワール戦に出場した全15選手のパフォーマンスを、5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で評価した。

<GK>
■シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)=★★★☆☆
 2019年6月以来となる代表戦出場。身長197センチの高さを生かしてハイボールを危なげなく処理し、後半3分にはコートジボワールFWジェルビーニョの右サイドからのシュートを鋭い反応でセーブした。吉田と冨安のセンターバックコンビが安定していたこともあり、そこまでのピンチはなかった。

(出場なし)
川島永嗣(ストラスブール)
権田修一(ポルティモネンセ)

<DF>
■室屋成(ハノーファー)=★★☆☆☆(→後半43分OUT)
 ジェルビーニョ相手に押し込まれ、後手に回る苦しい展開。試合途中に深いタックルで止める場面もあったが、後半32分にはあっさり入れ替わられてゴールライン際をえぐられ、クロスも精度はイマイチと、ドイツでの成長を発揮しきれずに酒井宏樹との差を露呈した。

■冨安健洋(ボローニャ)=★★★☆☆
 吉田とともに、サイドバックの裏のスペースをケアしながら、中央への攻撃にも冷静に対応。ボランチや2列目への長い縦パスを何度も狙うなど、守備以外のプレーでも積極性が感じられた。

■吉田麻也(サンプドリア)=★★★★☆
 キャプテンマークを巻き、的確な状況判断でカバーやラインコントロールを展開。冨安との連係も良く、2試合連続のクリーンシートに大きく貢献した。後半10分のセットプレーでは、打点の高いヘッドを繰り出すも枠を捉え切れなかった。

■中山雄太(ズウォレ)=★★☆☆☆
 代表3試合目で初の左サイドバックとして出場。柏レイソル時代にも経験しているポジションだけに、ボランチでのプレーに比べてマッチしている感はあったが、入れ替わられて背後のスペースを突かれる回数も多く、アピール成功とはならなかった。

■植田直通(セルクル・ブルージュ)=★★★★☆(←後半43分IN)
 後半43分から室屋に代わってピッチに立ち、3バックの右ストッパーでプレー。遠藤への不用意な縦パスを狙われる場面こそあったが、アディショナルタイムに鹿島時代の同僚MF柴崎のFKに合わせてダイビングヘッドでネットを揺らし、通算12試合目の出場で待望の初ゴールを挙げた。

(出場なし)
板倉滉(フローニンゲン)
酒井宏樹(マルセイユ)
安西幸輝(ポルティモネンセ)
菅原由勢(AZ)

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