“モウリーニョ・ユナイテッド”の補強第一号に英代表の新時代のエースストライカーが急浮上!

マンUがトットナムFWケイン獲得へ

 マンチェスター・ユナイテッドの来季監督就任が濃厚と見られているジョゼ・モウリーニョ氏がいよいよ来季の派遣奪回に動き出した。トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインの獲得を熱望していると米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が伝えている。

 ユナイテッドとの事前契約合意の情報も流れる中、ポルトガル人指揮官は名門復活のキーマンとしてケインをロックオン。最新のレポートによると、モウリーニョ氏は1月に名門の改善・再建プランを作成し、その中には22歳のイングランド人ストライカーに関する詳細な分析がなされていたという。

 ケインは現在22歳ながらプレミア随一の決定力を持ち、2014-15シーズンにはリーグ戦で21ゴールを挙げて得点ランキング2位に入った。6月に欧州選手権フランス大会を迎える英代表の希望の星となっている。特にモウリーニョ氏が評価を挙げた理由は、昨年1月2日に行われた第20節でのチェルシー戦での大爆発だった。当時モウリーニョ氏が率いるチェルシーは首位に立っていたが、3-5の敗戦を喫した。そこでケインは2得点と1つのPKを獲得する活躍を見せた。

 そのプレーぶりに稀代の名将は敵ながら感銘を受けたようで、今後チームを率いる際の“ターゲット”としている。ただトットナムも下部組織から育て上げた生え抜きの星をやすやすと手放す気はない。圧倒的な資金力で2年間で500億円を移籍市場に投下してきたユナイテッドとトットナムで熾烈な駆け引きが発生すること必至な状況だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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