吉田麻也が分析する守備陣の“修正点”は? 冨安&柴崎らと“徹底会談”「監督も同じだった」
吉田麻也がカメルーン戦の課題を洗い出し整理 「具体的にはゴールキックやスローインの質」
森保一監督率いる日本代表は12日、オランダ・ユトレヒトで国際親善試合コートジボワール戦(13日)に向けて合宿8日目を迎えた。9日の国際親善試合カメルーン戦は、後半の頭から3バックに変更し攻撃の活性化を図ったものの、スコアレスドローに終わった。オンラインでの取材に応じた主将のDF吉田麻也は、2試合連続となるアフリカ勢との対戦に臨むなか、守備の修正点を整理した。
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今年初めての日本代表戦となったカメルーン戦では、4-2-3-1で前半に臨むも、守備が上手くハマらずに苦戦。相手の中盤を抑えきれず、後半は3-4-2-1の布陣に変更した。欧州組が3バックに挑戦するのは昨年6月以来、1年4カ月ぶりとなったなかで、吉田、DF冨安健洋(ボローニャ)、DF酒井宏樹(マルセイユ)が最終ラインを組み、攻撃の可能性も示した。
カメルーン戦の翌10日にはDF冨安健洋(ボローニャ)、MF柴崎岳(レガネス)らと綿密に課題を話し合い、森保監督にも確認。「監督も同じだった」という次に臨むべき点を整理した。
「やり方、守備のハメ方、ポジショニング、セットプレー含め、もう少しできるんじゃないかと。監督も同じでしたし、2試合目にトライしたい。具体的にはゴールキックやスローインの質を上げること」
特に4バックでは、相手の中盤とのギャップに苦しんだ。コートジボワール戦ではいかに自分たちの強みを出すことができるか。来年以降に延期となったカタール・ワールドカップ(W杯)アジア予選に向けても、立て直しが必要となる。
「カメルーン戦の前半はあまり上手くハマらず、最初は良かったけど相手が(日本のプレスを)かいくぐるようになった。ボランチが落ちてサイドバックが上がる3枚のビルドアップをした時に、上手くプレスがかからず逆サイドに持っていかれる回数が増えて、自分たちのスタミナだけが奪われた。もう少し効果的に守備をハメていかないと厳しいんじゃないかと感じた。理想を高く持って、一緒にいる時に合わせないといけない」
欧州組にとっては昨年11月以来、11カ月のブランクがあったなか、アフリカの強豪との2連戦は貴重な経験。コートジボワール戦では4バック、3バックともに高い質を示していきたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)