久保建英は「別次元の選手」 カメルーン戦の“直接FK弾未遂”にレアルメディアが反応

日本代表MF久保建英【写真:©JFA】
日本代表MF久保建英【写真:©JFA】

相手の好セーブに遭った鋭い直接FKにスペインメディア注目

 日本代表MF久保建英(ビジャレアル)は、9日にオランダ・ユトレヒトで行われた国際親善試合カメルーン戦(0-0)に途中出場。試合終了間際に相手ゴールを脅かす鋭いFKを放ったが、惜しくも代表初得点はならなかった。レアル・マドリード専門メディアは、「キャプテン翼のような奇跡のゴールは生まれなかった」と伝えている。

 森保一監督は、攻撃陣にMF原口元気(ハノーファー)、MF南野拓実(リバプール)、MF堂安律(ビーレフェルト)、FW大迫勇也(ブレーメン)をスタメン起用。所属クラブのビジャレアルで開幕5試合連続ベンチスタートとなり、代表合流前はリーグ戦出場わずか54分のみだった久保は、控えから途中出場を目指す形となった。

 久保に出番が回ってきたのは、スコアレスで迎えた後半20分。3-4-2-1システムの右シャドーに入ると攻撃を活性化。同39分にドリブルで左サイドから切れ込み、中央へ折り返すもクロスは大迫に合わず。MF伊東純也(ヘンク)との攻撃も見せるなかで、最大の見せ場となったのは後半アディショナルタイムだった。

 ペナルティーエリア外右で得た直接FKのキッカーを任されると、左足を一閃。鋭いシュートがクロスバー付近に飛んだが、相手GKファブリス・オンドアの好セーブに阻まれてゴールはならず、タイムアップを迎えた。

 レアル・マドリード専門メディア「Defensa Central」は、「タケ・クボは別の惑星から来た選手:キャプテン翼のような奇跡のゴールは生まれなかった」との見出しで、久保についてレポートしている。

「カメルーン代表との親善試合でクボは、マンガのような別次元の選手であることを示す動きを見せた。ビジャレアルでほとんどプレーしていないというペナルティーを課されているにもかかわらず、世界最高レベルの選手にふさわしいアクションを生み出すのに、なんの能力も不足していないことを日本代表ですぐに示した。パーフェクトなキックは理想的なカーブと強さだった。実際、オリベル・アトム(キャプテン翼のスペイン語の登場名で大空翼)の実写、日本サッカー界の“アイドル”クボによって決められたかもしれないゴールは、ゴールキーパーの指とクロスバーの間で阻まれた」

 13日のコートジボワール戦で待望の初ゴールが生まれるか、レアル関係者も久保のプレーに熱視線を注いでいる。

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