世界最速? 16歳MFが開始13秒で交代…エストニアでの“珍事”に英メディア注目

エストニア1部リーグで13秒で選手交代の珍事発生(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
エストニア1部リーグで13秒で選手交代の珍事発生(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

コロナ禍で自主隔離となっている選手が多く、ルール遵守を目指した結果…

 エストニアリーグの試合で、開始わずか13秒で選手交代という珍しい光景が見られ、話題となっている。英紙「ザ・サン」などが詳細を伝えている。

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 前代未聞の交代劇が起きたのは、現地時間22日に行われたエストニア1部リーグのレバディア対ノーメ・カリュ戦(2-1)。試合開始のホイッスルが鳴り、ゲームがスタートした直後にGKがボールを外に出すと、第4審判が交代ボードを掲げた。そして、ノーメ・カリュで先発した16歳のMFラウリ・サップがウクライナ人MFヴラディスラフ・ホムトフと交代。キックオフからわずか13秒のことだった。

 しかし、なぜこんなことが起きたのか。「ザ・サン」によると、エストニアリーグには、少なくとも2人の地元出身選手をスターティングメンバーに入れなければならないというルールがある。ところが、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響でノーメ・カリュでは多くのトップチーム選手が自主隔離となっていて、指揮官はこのルールを守るためにサップをスタメンに登録せざるを得なかったとのことだ。

 ちなみに今年3月、同様のルールのためにルーマニアリーグのクルジュでもキックオフから24秒での選手交代が行われていたという。ただ、今回のサップの記録はそれをも上回る「13秒」。英メディア「GIVE ME SPORT」は、「非公認ながら、おそらくサッカーの試合において、世界最速での交代時間となるだろう」と綴っている。

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