“J史上最強”の呼び声高い川崎コンビは? 闘莉王も恐れた中村憲剛と相棒が織りなした攻撃「あれは凄かった」

「ジュニーニョがあれだけ点を取ったのは、半分くらい憲剛のおかげ」

 2003年から11年まで川崎に在籍し、「太陽」と呼ばれていたブラジル人FWジュニーニョ。2007年に得点王に輝くなど、J1通算116得点をマークした快足ストライカーを輝かせたのは、間違いなく中村が繰り出したキラーパスの数々だった。当時の脅威は、闘莉王氏の脳裏に焼き付いているようだ。

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「ジュニーニョとのホットラインがどういうことかというと、抜群に速いジュニーニョと、憲剛のスルーパスを出すタイミングが抜群に合う。(お互い)生かし方も分かっている。長めのパスを出したり、DFを誘うパスを出したりするのが憲剛で、ジュニーニョはそれを分かっていてスピードを落としたり、DFが来た瞬間にスピードを上げたりする。かわしてPKを奪ったシーンを何度見たか。それくらい2人は分かり合っていたし、素晴らしいコンビだった。凄まじい攻撃力で、個人的には一番脅威を感じたホットラインだった。ジュニーニョがあれだけ点を取ったのは、半分くらい憲剛のおかげじゃないかな」

 阿吽の呼吸で何度もゴールを奪ってきた中村とジュニーニョのホットライン。2人が作り出した高速カウンターの脅威は、数々の名手を抑えてきた闘将にとって今も強烈な印象として残っているようだ。

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