ジダンとレアル会長の意見が対立! 課題多き銀河系軍団「夏の補強戦略」

ポグバ、アザールの獲得には会長が難色

 一方、ジダン監督はユベントスのフランス代表MFポール・ポグバの獲得を熱望しているが、代理人がレアルとの折り合いがつかず。そして、チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールも高く評価しているが、ペレス会長は「安定感がなさすぎる」とし、指揮官の希望する2人の名手の獲得に難色を示しているとされている。

 また、ペレス会長はドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンを気に入っているが、指揮官はオーバの獲得は、ユース出身で信頼を置く若手FWボルハ・マジョラルの出場機会喪失を意味するために否定的だという。

 ペレス会長とジダン監督の合意事項はDF陣で、左サイドはバイエルンのオーストリア代表DFダビド・アラバら3選手を要求。そして、DFペペの加齢とセルヒオ・ラモスの不安定なプレーぶりから、アスレチック・ビルバオのDFアイメリク・ラポルテの獲得を狙っていると報じられている。

 クラブのブランディングとマーチャンダイジングに重きを置く辣腕会長が、チーム強化の主導権を掌握する現状のなかで、ジダン監督は願い通りの補強を叶えることができるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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