豪州と中国が1試合を残し五輪切符獲得! 大混戦が予想された最終予選は意外な展開に

両国とも無敗で突破決定 9日の試合はすべて消化試合に

 大混戦が予想された女子サッカーのリオデジャネイロ五輪アジア最終予選は、残り1試合を残して上位2カ国が決まる意外な展開になった。7日のゲームで韓国に1-0で勝利した中国と、北朝鮮に2-1で勝利したオーストラリアの2位以内が確定。この結果を受けて、8月に行われる本大会のアジア代表は、オーストラリアと中国の2カ国に決定した。

 オーストラリアは日本との初戦を3-1と白星発進で勢いに乗ると、ベトナムには9-0と圧勝して一気に抜け出した。続く韓国戦も2-0、そして今日の北朝鮮戦にも勝利し、4連勝で一気に突破を決めた。

 一方、中国は初戦でベトナムに2-0で勝利。続く北朝鮮戦では試合終了間際の劇的な同点ゴールで1-1の引き分けに持ち込み、日本戦で2-1、そして韓国戦も1点差で連勝する勝負強さを見せた。この結果、3勝1分で勝ち点を10に伸ばし、2位以内を確定させた。

 この結果、9日に予定されている3試合は全て消化試合になるという異例の事態になった。日本は北朝鮮と3位の座を懸けて対戦し、出場権を得た2チームは首位通過を争う直接対決が組まれている。4大会連続の五輪出場を逃したなでしこジャパンだが、19年フランス・ワールドカップ予選でもライバルと目される北朝鮮を相手に、今大会2勝目を挙げることはできるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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