香川真司、サラゴサは退団に静観の構えか 年俸6300万円の“捻出”に現地メディア注目
2019年にプレーしたトルコ、オイルマネーのカタールやサウジアラビアからもオファー
スペイン2部サラゴサに所属するMF香川真司は、1部昇格を逃してその去就が注目されている。トルコ、カタールやサウジアラビアの中東クラブからの関心も報じられるなか、クラブとしては香川退団のシナリオも「悪いものとして見ていない」という。スペインメディア「エル・デスマルケ」が報じている。
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「香川の不確かな将来;外国からのオファー」
このように見出しが打たれた記事では、プレーオフ準決勝で敗退して1部昇格の望みが潰えたことにより、サラゴサは新シーズンに向けたチーム作りにおいて、「象徴的な存在の一部」を放出しなければならない可能性があり、その一人が香川だという。
香川はサラゴサと2021年6月まで契約を残しているが、オイルマネーを武器にカタールとサウジアラビアのクラブが関心を示し、2019年にはベジクタシュに期限付き移籍していたことからトルコからの“ラブコール”も入っている様子。そして、「彼の代理人は今夏にチーム・ブランキージョ(=サラゴサ)から去るように動いている。1部昇格失敗により、その給料はチームにとって高すぎるものになっている」と記事では触れている。
「クリスティアン・ラペトラ率いるサラゴサは、カガワの退団を悪いものとして見ていない。彼が去ることでクラブは50万ユーロ(約6300万円)を確保することになる。2部リーグでは大きな数字で、給与上限を超えそうであることを意味する。これによりサラゴサは一気にハイル・アマドール、ペップ・チャバリア、セルヒオ・ベルメホ、ハリス・ヴチキッチという4人の補強を行っている。今はプレーオフの前に行っていたオペレーションを完了させることに集中しており、次はユベントスのサイドアタッカーであるルカ・ザニマッキアになるだろう」
開幕までの約1カ月、香川の周辺は引き続き騒がしい状態が続くことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)