香川屈辱… バイエルンとの天王山で今季2度目のベンチ外! 去就問題に発展も

“デア・クラシカー”はスコアレスドローに

 ブンデスリーガ2位のドルトムントは5日、首位バイエルン・ミュンヘンとの頂上決戦に臨んだ。試合は0-0の引き分けに終わり、勝ち点1を分け合った。日本代表MF香川真司はメンバー外だった。

 首位バイエルンと2位ドルトムントの勝ち点差5で迎えた天王山。本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクで今季リーグ戦無敗(10勝1分)をキープするドルトムントにとっては、勝てば王者バイエルンとの勝ち点差を2に縮めることができる重要な一戦だった。

 バイエルンには23得点のFWレバンドフスキ、ドルトムントには22得点のFWオーバメヤンと得点王を争うストライカーを擁するなど、個人の争いにも注目が集まった。互いに主導権を奪い合うめまぐるしい試合展開となったが、両者ともに決め手を欠いた。試合を通じて、ゴールは生まれずにスコアレスドローで試合を終え、両者の勝ち点差は5のままで変わらなかった。

 ドルトムントの香川は2月6日のヘルタ・ベルリン戦以来、今季2度目のメンバー外となった。2016年に入るとシステム変更などの影響で「小さな魔法使い」と地元メディアに呼ばれた男は前半戦の輝きを失っている。後半戦に入ってゴールもアシストもゼロという状況で迎えた、タイトルの行方を左右する「デア・クラシカー」と呼ばれる大一番で、トーマス・トゥヘル監督の香川に対する信頼性の低さが明らかになってしまった。

 屈辱の采配により、今季終了後の去就問題に発展する可能性も出てきた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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