「ドイツ人は冷たかった」 ハメスがバイエルン時代の苦悩を告白「僕はここで何を…」
ドイツの環境に馴染めなかったと語る 「素晴らしい待遇を受けていたけど…」
レアル・マドリード所属のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、ポッドキャスト番組「Realeza del Futbol Latino」に出演し、その中で2シーズンを過ごしたバイエルン・ミュンヘンでの日々について、「ドイツ人は冷たかった」と発言するなどドイツの環境に慣れるのに苦労した経験を明かしている。
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ハメスは、2017-18シーズン開幕前にレアルから2年間のレンタル移籍でバイエルンに加入。レアル時代にも指導を受けていたカルロ・アンチェロッティ氏(現エバートン監督)の下で主力として活躍し、バイエルンのブンデスリーガ優勝に貢献。翌18-19シーズンも公式戦28試合出場7ゴールの好成績を残して、国内リーグ7連覇の原動力となった。
ただし、十分な出場機会に恵まれてブンデスリーガ優勝も経験できたにもかかわらず、ドイツでの生活はハメスにとってあまり心地良いものではなかったようだ。同メディアの中で「朝9時に家を出て練習場に行こうとしたら、気温がマイナス28度という日もあった。『僕はここで何をしているんだろう?』と、思わず自分自身に問いかけてしまったよ」と語るなど、ドイツの冬の厳しい寒さに驚いたことを明かしている。
また、気候だけでなくドイツ人のメンタリティーも、コロンビア出身で南欧のスペインやポルトガルでの生活が長かったハメスの目には特異に映ったようだ。ドイツ人についてハメスは、「僕自身はバイエルンで素晴らしい待遇を受けていたけれど」と前置きしたうえで、「でもドイツ人は冷たかった」とコメント。さらに、「彼らはいつも仕事のことだけを考えているんだ。まるで機械のようだった。信じられないよ。練習場に来て、トレーニングをして、終わったらさっさと帰っていく。みんな自分たちの生活があってトレーニングをしているんだ」とも語り、個人主義の風潮が強いドイツ人のライフスタイルに慣れなかったことを明かしている。
ハメスは、昨季の公式戦出場数が14試合にとどまるなど、ジネディーヌ・ジダン監督が率いるレアルで“構想外”とも言える状態にある。そのため出場機会を求めて、今夏に他クラブへ移籍するかどうかに注目が集まっている。新天地候補として様々なクラブの名前がメディアで取り沙汰されているが、同選手はドイツにあまり良い印象を持っていないため、ブンデスリーガのクラブを新天地に選ぶ可能性は低いのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)