日韓戦でゴールの“マナドーナ”がリオ五輪切符に執念 「他の結果を聞いてまだ可能性ある」

澤さんも「いいゴールでした」と絶賛

「ギミちゃん(大儀見)が前に行ってくれて『ボールが越えてくるかな?』と思っていました。ああいう形で決まったけど……点を取ることができてよかったです」

 多少の幸運に恵まれたとはいえ、ゴール前に入り込む意識を持ち、ボールが来ることを信じていたからこその一撃だった。

 昨季限りで引退した澤穂希さんも「大儀見選手が競ったことでGKが見えなかったところに、岩渕選手が入ってきました。いいゴールでした」と評価していた。

 しかし先制点から3分後、チームは韓国に連携ミスから同点弾を許してしまう。是が非でも勝ち点3が欲しいなかで、岩渕はアディショナルタイムに再びビッグチャンスを迎えた。ゴール前に相手を押し込んだ状況で宮間からパスを受けたが、ボールが足元に入りすぎた分だけシュートに持ち込めなかった。本人も「あのシーンは本当に決めなきゃいけないところでした。チームに申し訳ないです」と悔やんだ。

 それでも自らの挙げたゴールで得たドローを、前向きにとらえようと努めていた。

 

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