「日本人が魔法のパスを考案」 サラゴサ昇格逃すも…香川のプレーを現地称賛「才能のおかげ」

昇格は逃したものの、香川のパフォーマンスは称賛を集めている【写真:Getty Images】
昇格は逃したものの、香川のパフォーマンスは称賛を集めている【写真:Getty Images】

サラゴサはプレーオフ準決勝でエルチェに敗れ1部昇格ならず 香川はトップ下で先発出場

 レアル・サラゴサは現地時間16日、リーガ・エスパニョーラ2部の昇格プレーオフ準決勝第2戦でエルチェと対戦。0-1で敗れ、合計スコア0-1で敗退が決定した。MF香川真司はトップ下で先発出場し、現地メディアは「香川とエグアラスの才能のおかげで、怒涛のような押し込みを見せた」とパフォーマンスを高評価している。

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 今季を3位で終えたサラゴサはプレーオフ準決勝で6位エルチェとの顔合わせとなったが、決戦直前にエースのFWルイス・スアレスが保有元ワトフォードへ出戻る電撃退団。得点源不在で臨んだ第1戦は、敵地で0-0と引き分けに終わっていた。

 ホームで行われた第2戦で、香川は前戦に引き続き4-2-3-1システムのトップ下に配置された。後半5分にはゴール手前で決定機を迎えたが、左足のシュートは相手DFをかすってバーに直撃し、ゴールには至らなかった。同37分にはエルチェに決勝点を奪われ、同41分に獲得したPKをMFハビ・ロスが失敗し、0-1で試合に敗れた。

 悲願の1部昇格を逃す結末となったが、現地メディアは香川のパフォーマンスを高評価している。スペイン紙「AS」は「サラゴサは最も明確なアイデアを持って試合に臨んだ。香川とエグアラスの才能のおかげで、怒涛のような押し込みを見せた」と振り返っている。

 また、スペイン放送局「ESPORT3」は「日本人がアウトサイドで魔法のパスを考案した」とゲームメーカーとして存在感を発揮したことを取り上げている。1部昇格が夢に終わったのは香川にとっても痛恨の極みとなったが、エース不在のなかで攻撃をけん引するなど健在ぶりを示していた。

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