澤さんがなでしこJに反省と切り替えを要求 「私なら試合内容の厳しいところを伝える」

求めた気持ちの切り替え

 しかし、その3分後にはGKとDFのコミュニケーションから同点に追いつかれて、痛恨のドローに終わった。この結果を受けて、澤さんは悔しさをにじませた表情で苦言を呈した。

「厳しい言い方になってしまうんですが、初戦から内容は良くなったんですけど、結果として残せなかったのが非常に残念です。まだチャンスはあるので、最後まであきらめず、残りの3試合ぜひ勝ってほしいと思います。今日も途中から動き直しがなくなったところと、連係・連動ができなくなったのが気になったので、それを90分間通して頑張ってほしいなと思います」

 それと同時に、長年戦ってきたチームメートにこうエールも送っている。

「何度も言いますけど、気持ちの切り替え、そして選手のミーティングです。今日の試合をしっかりとみんなで反省することだと思います。私でしたら試合の内容の厳しいところをしっかり伝えます。最後まであきらめないで戦ってほしいと思います」

 文字通り崖っぷちに立ったなでしこジャパンに、澤さんの思いは届くのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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