なでしこが韓国相手に痛恨ドロー 4大会連続の五輪出場へ黄信号

岩渕の一撃で先制も痛恨ミスで失点喫する

 なでしこジャパンは2日、リオデジャネイロ五輪最終予選の第2戦に臨み、韓国と1-1のドローに終わった。2試合を終えて勝ち点1と、なでしこの4大会連続の五輪出場に暗雲が立ち込めている。

 日本はこの日、1-3で敗れた29日の初戦オーストラリア戦からスタメンを6人変更。主将のMF宮間あや(岡山湯郷)をトップ下に配置し、「女メッシ」の異名を持つMF横山久美(長野)とMF川澄奈穂美(INAC)が左右のサイドハーフに起用され、4-2-3-1システムで宿敵・韓国との一戦に臨んだ。

 なでしこは初戦でも途中出場から存在感を見せ、この日先発に抜擢された横山が序盤から積極的な仕掛けでチャンスを演出した。左サイドから得意のドリブルを見せた横山は、前半1分にこの試合最初のシュートを放つと、同4分にはエリア外からの一撃がクロスバーを叩いた。

 同15分にも再び左サイドを突破した横山のクロスから、ボランチの川村優理(仙台)がゴール前に飛び込みダイビングヘッドで狙うなど、主導権を握っていたなでしこ。2011年から13年の3シーズン、INACでプレーした10番MFチ・ソヨン(チェルシー)を擁する韓国に対し、前線から積極的にプレスをかけて自由を与えなかった。

 同40分には宮間の右CKから川村が頭で合わせたが、シュートはわずかにゴール左へ外れた。日本が攻めこむ展開となったが、スコアレスのまま前半は終了した。

 

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