EL記録の13セーブ! 好守連発の“無印GK”にファン・ペルシーも脱帽 「生涯最高の試合」
コペンハーゲンGKヨハン・ヨンソンは120分間で13度のセーブを記録
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間10日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝で、延長の末にコペンハーゲン(デンマーク)に1-0で勝利した。試合前日の記者会見では、ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督が、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアとアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロのどちらを起用するかが話題となったが、120分に及んだ試合後に誰もが話題に出していたのは、コペンハーゲンの長い名前のGKだった。英紙「デイリー・メール」が報じている。
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注目されたユナイテッドのゴールを守ったのはロメロだったが、試合が始まると視線は反対側のゴールを守る30歳のスウェーデン代表GKカール=ヨハン・ヨンソンに集まった。前半20分過ぎからユナイテッドが一方的に攻める展開のなか、ヨンソンが最後の砦として立ちはだかった。
最終的に延長戦で、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスにPKを決められ、コペンハーゲンは0-1で敗れてしまう。しかし、120分間のなかでヨンソンは、EL新記録となる13度のセーブを見せ、イングランドの名門に食らいついた。
この試合を見たユナイテッドOBの元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー氏は、ヨンソンのビッグクラブへの移籍を問われると、「そうなってほしいね。それにふさわしいと思うよ。彼は適切なセーブを何本も見せた。彼に向って飛んだボールだけではなく、体をライン上に乗せて、素晴らしいセーブを見せた。マーシャルのシュートを片手で止めたセーブは、信じられないね」と、絶賛した。
フランス代表FWアンソニー・マルシアルのシュートを横っ飛びで弾き出したヨンソンは、3度の1対1のピンチでは足でセービングを見せてゴールを死守。現役時代、数々のゴールを挙げてきたファン・ペルシー氏も「フットワークも、とても良かったね。この試合が生涯で最高の試合に違いないよ」と、圧巻のパフォーマンスを絶賛していた。