今季セリエAの注目データを特集 C・ロナウドが最多シュート、特性が出たチームは?

シュートを放つユベントスFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:AP】
シュートを放つユベントスFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:AP】

項目別に分析、ダンブロージオが最速51秒弾 インテルがチーム平均走行距離で最長

 イタリア・セリエAは今季、ユベントスが9連覇を果たして幕を閉じた。一方で、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は個人やチームの成績データを特集。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが最多シュート数を記録するなどの項目を公開している。

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 セリエA公式サイトにあるデータを項目ごとに分析。個人データでは、得点王はラツィオFWチーロ・インモービレが37試合出場36ゴールで獲得。アシスト王は15回でラツィオのMFルイス・アルベルトだった。一方で、33試合出場31ゴールのロナウドがシュート数では138本で最多。GKでは、ウディネーゼのファン・ムッソが3680分間のプレーで169の最多セーブを記録したとしている。

 得点に関するデータでは、リーグ全体でハットトリックが10回達成され、1人での2得点は88回。そして、今季の最速ゴールはインテルのMFダニーロ・ダンブロージオが最終節のアタランタ戦で記録した試合開始51秒だったという。

 また、リーグ全体では380試合のうちホームチームが158勝(約42%)で、アウェーチームは137勝。そして、引き分けが85試合だった。引き分けの数が最も多かったのはフィオレンティーナとヴェローナで、それぞれ38試合中の13試合を引き分けた。

 今季のセリエAで躍進を果たした3位アタランタは301回の攻撃チャンス、98ゴールの獲得でそれぞれトップの数字。534本のシュート、313本の枠内シュートのいずれもトップだったという。強烈な攻撃力を見せたことの証明になった。一方で、サイド攻撃の指標でもあるクロス成功数でトップだったのは、意外にも降格したレッチェで282本。最も1試合あたりの平均ポゼッション時間が長かったのは、ナポリの30分40秒だったとした。

 また、今季アントニオ・コンテ監督の就任で2位に入ったインテルは、チームの平均走行距離が111.751キロメートルでリーグ最長。ハードワークを求める指揮官のスタイルが浮き彫りになった。

 今季のセリエAは最終的に優勝したユベントスから4位のラツィオまで勝ち点5差と、近年の中では上位が拮抗した。攻撃力の爆発したアタランタや、前線のコンビが確立されたラツィオ、運動量が非常に多いインテルと、データの上でもその特性がよく表れる結果になったようだ。

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