ローマで復活のエル・シャラウィは戻さず、イトゥルベ獲得を要望か

　ACミランがローマに期限付き移籍中のイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィを今季終了時に放出する代わりに、プレミアリーグに武者修行中の元U-20アルゼンチン代表の「豆タンクドリブラー」を獲得する可能性が浮上している。イタリアのフットボール専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。

　ミランは今季開幕時に「ファラオーネ（エジプトの王）」の異名で愛されたエル・シャラウィを、フランスの強豪モナコに期限付き移籍で放出した。だが、リーグ・アンでノーゴールに終わったため、モナコ側は完全買い取りオプションの行使を拒否。そして1月にミランに一時復帰となったエル・シャラウィは、ローマに半年間の期限付き移籍で再び出され、近年故障に泣かされ続けた男は古都で完全復活を果たした。

　リーグ戦5試合で4ゴール1アシストを記録しているが、ミランは完全復活の気配を見せる至宝を戻すつもりはないという。ローマと完全買い取りオプションとして1300万ユーロ（約16億円）を設定しているが、ミランはローマからボーンマスに期限付き移籍中の22歳のアルゼンチン人FWフアン・マヌエル・イトゥルベを、トレード要員として要求しているという。