セリエA王者ユベントス、今季もCL制覇叶わず 伊紙が「サッリ解任」要求…後任候補は?
アウェーゴール差でリヨンに敗戦、就任1年目のサッリ監督に強まる逆風
セリエA9連覇中の王者ユベントスが、またしても欧州王者のタイトルには手が届かなかった。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16敗退が決まり、イタリアメディアではマウリツィオ・サッリ監督の退任を求める「サッリ・アウト」の声が挙がっている。
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ユベントスは現地時間7日、新型コロナウイルスの影響で開催が延期されていたCLラウンド16第2戦のリヨン戦に臨んだ。
敵地第1戦を0-1で落としていたユベントスは逆転を狙うゲームとなったが、前半12分にリヨンのオランダ代表FWメンフィス・デパイにPKを決められ、痛恨のアウェーゴールを献上した。
勝利のためには最低でも3点が必要になったユベントスは、エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが2得点を挙げて巻き返すも、それ以上の追い上げは叶わずにタイムアップ。合計スコアは2-2で並んだが、アウェーゴールの差が両者の命運を分けた。
セリエAでは2012年から9連覇中と国内で圧倒的な強さを誇るユベントスだが、CLは1995-96シーズンを最後にタイトルから遠ざかっている。悲願のビッグイヤー獲得を実現できなかったことで、就任1年目のサッリ監督にはいきなり大きなプレッシャーがかかっている。
イタリア紙「トゥット・スポルト」は、試合翌日の一面で「サッリ・アウト」の見出しを打ち、指揮官の解任を要求。さらに「ガゼッタ・デッロ・スポルト」でもサッリ監督が職を失う危機に瀕しているとの指摘があり、すでに後任としてラツィオを率いるシモーネ・インザーギ監督、レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督の名前も浮上しているという。
サッリ監督は就任1年目でセリエA優勝、コッパ・イタリア準優勝、CLベスト16という成績を残したが、欧州王者を見据えるユベントスではこれでも不本意な結果と捉えられてしまうようだ。