ブラジル人元J選手、5大リーグから獲得興味 今冬オフ移籍金ゼロも週給4500万円「莫大な金額」
中国の上海上港と契約満了が近づく元ブラジル代表FWフッキを英紙が特集
東京ヴェルディや川崎フロンターレでも活躍した元ブラジル代表FWフッキは、今年12月31日に上海上港との契約が満了を迎え、契約を延長しない意思を明らかにした。冬の移籍市場では移籍金ゼロで獲得できることもあり、世界中のクラブが獲得に動いているが、英紙「ザ・サン」が特集を組み、「移籍金がかからなくても決して安くはない」と評価した。
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フッキは2008年に東京Vからポルトガルのポルトへ移籍。その後、2012年にはロシアのゼニト・サンクトペテルブルクへ渡り、2016年からは上海上港でプレーしている。これまでイングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスのいわゆる欧州5大リーグでは、プレーをした経験がない。しかし、34歳になった今、こうした国のクラブからもオファーが届いているようだ。
フッキは以前、「ポルトでの1年目を終えた後、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍するという噂が流れたけれど、正式なオファーは受けたことがない。当時は若かったし、どんなオファーが届いていたか把握していなかった。ゼニトと契約した後、チェルシーが関心を示していたと聞いたが、どこまで本気だったのかはわからない」と、プレミアリーグのクラブとは、これまで縁がなかったと話している。
だが、世界中のサッカークラブは、新型コロナウイルスにより深刻な経済的な打撃を受けている。そんななか、移籍金ゼロで獲得できることは大きな魅力であり、このタイミングでフッキにオファーがあっても不思議ではない状態だ。
先月、上海上港との契約を更新しないと明かしたブラジルメディアのインタビューで、「重要なのはお金ではない」と話していたフッキだが、サン紙は「莫大な金額がかかる」と指摘した。
移籍金がゼロの場合、選手の年俸が上がることが多い。フッキの場合、元ブラジル代表MFオスカルに次ぐ、中国で2番目の収入となる週給32万ポンド(約4500万円)を受け取っている。これ以上の金額を払うことになれば、いくら移籍金がゼロでも、クラブにかかる負担は少なくないからだ。
自身のインスタグラムでは、外壁に自身のサインが描かれているプライベートジェットの写真も公開しているフッキだが、2021年からはどこでプレーすることになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)