バルサに「大きな移籍金を支払う余裕はない」 大型補強への“消極姿勢”を会長明かす
ネイマール獲得への動きは存在せず、ラウタロの交渉も“保留中”と明言
バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、獲得が噂されていたパリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマール、インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスの獲得交渉が難航していることを認めた。新型コロナウイルスの感染拡大で高額の移籍金捻出が困難な状況で、交渉は“保留”となっているようだ。スペイン紙「スポルト」が報じている。
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タイトル奪還を目指す来季に向けて、新ストライカーの獲得が取り沙汰されているバルセロナ。PSGのネイマールの再獲得やインテルでブレークしたラウタロがターゲットとして挙がっているものの、これらのスター選手に必要な資金はクラブの金庫に残っていないようだ。
同クラブのバルトメウ会長はスポルト紙のインタビューで、今夏の大型補強には消極的な姿勢を示している。
「(ラウタロとの契約は?)バルセロナはここ数週間インテルと話し合いを行ってきたが、交渉は双方合意のうえで保留になっている。現在の状況では大きな移籍金を支払う余裕はない」
ネイマールの獲得についても同会長は「現在の状況ではノーだ」と否定。「昨夏には(ネイマールとの契約に)懸命の努力をしたが、今年はトライすらしていない」と明かしている。少なくとも今夏の両アタッカーの獲得は不可能に近いようだ。
「我々は3月から6月の間に2億ユーロ(約250億円)を失った。2020-21シーズンには11億ユーロ(約1370億円)の収入を見込んでいたが、それも3割ほど減ることになるだろう。このまま状況が改善されず、スタンドやミュージアム、ショップに人が集まらなければ赤字が続くことになるだろう」
バルトメウ会長は、今後しばらくは選手の大型補強は数を減らし、選手のトレードを利用した移籍が増えるだろうと予想。そして、そうした状況は今後3、4年続く可能性も示唆した。新型コロナウイルスのパンデミックはクラブの方針にも多大な影響を及ぼしている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)