なでしこ天真爛漫アタッカー、16歳で頭をよぎった「引退」と前十字靱帯断裂からの復活劇

浦和レッズレディース時代のMF三谷沙也加【写真:Getty Images】
浦和レッズレディース時代のMF三谷沙也加【写真:Getty Images】

怪我から4年を経て再び手にした“動ける感覚”「ずっと出せなかったキレが少し戻った」

 作陽高を卒業して2014年に浦和Lに加入した三谷。1年目は左膝のリハビリでシーズンを棒に振り、2年目以降も肉離れなど故障を繰り返してなかなかデビューを飾れずにいた。「やるしかない」という思いはありながらも、「この先、何も気にせず思いっきりプレーできる日が来るのかな、好調だった感覚に戻るのかな」と疑心暗鬼に陥っていたという。一筋の光が見え始めたのは、2016年10月の天皇杯2回戦で公式戦デビュー&初ゴールを果たして迎えた4年目の2017年だった。

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「知人から(怪我から)3~4年で一回、自分の体が動けるようになってきたという感覚が来るよ、とは言われていました。そんなの来るのかなと思っていたんですけど、本当に4年目に『あっ、動けるかも』というのが初めてあったんです。言葉にするのは難しいですけど、自分の中で皮がむけた感覚というか、ずっと出せなかったキレが少し戻った気がして、そこから調子が良くなって試合に絡めるようになりました」

 2017年4月2日のなでしこリーグ1部第2節ジェフユナイテッド千葉レディース戦で、待望のリーグ戦デビュー&公式戦初先発。第6節・伊賀フットボールクラブくノ一戦、第9節アルビレックス新潟レディース戦でもチャンスをもらったが結果を残せず、その後に出場機会が巡ってきたのは、実質勝ち上がりが難しかったリーグカップ最終節だけだった。

「2017年は感覚が戻ってきた次の段階。今まではやってみようだったのが、できることが増えた分、迷いが生まれたり、少し怖がって気が引けていたと思います。それが結果に出てしまいました。スタメンで出ても失敗を恐れて(リーグ戦出場)3試合にとどまってしまったのは後悔があります」

 そんな三谷は2018年1月、4年間を過ごした浦和を離れて長野Lへ移籍。ずっと立ちはだかってきた壁を打ち破るべく、新天地での挑戦の道を選んだのだった。

(後編に続く)

[PROFILE]
三谷沙也加(みたに・さやか)
1995年5月13日生まれ。岡山県出身。162センチ・50キロ。スインキー倉敷―FCエフロンテ(女子)&サウーディ(男子)―作陽高―浦和レッドダイヤモンズレディース―AC長野パルセイロ・レディース。なでしこリーグ1部通算15試合・1得点、なでしこリーグ2部通算2試合・0得点(7月31日時点)。スピードに乗ったドリブルで攻撃に緩急をつけ、2列目からの抜け出しでゴールを狙うサイドアタッカー。ピッチ外では天真爛漫で後輩の面倒見も良く、イジられキャラとしてもチームを盛り上げる。

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