地元率トップのクラブは？

　人気クラブの地元率の低さが白日の下にさらされる一方で、プレミアリーグのなかで地元率が一番高いのはどのチームか。 答えはスウォンジーで、実に80%もの地元率を誇っている。

　厳密に言えばスウォンジーはウェールズであり、イングランドではない。しかし、ウェールズの人々はイングランドと違うことをアイデンティティーと感じており、ウェールズ人の地元愛ぶりが調査結果からも如実に表れている。

　イングランドのクラブではストークやウエスト・ブロムウィッチ、ノーウィッチが80%近くの地元率であるとの調査結果が出ている。現在、リーグ首位を走るレスター・シティも地元率71%だ。

　ユナイテッドやアーセナル、チェルシー、トットナムのような世界的な人気を誇るビッグクラブは、英国内においてもファンの数が多いだけに相対的に割合は低くなった。一方で、ファンの人数では敵わなくても、地域に根づき、地元愛にあふれた熱いサポートを受けるレスターの今季の躍進は、プレミアリーグの中小クラブを勇気づけているはずだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images