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ドルトムント指揮官はEL16強進出も試合内容に苦言 「出来の悪いオーケストラ」
長い道のりの一歩
ドルトムントは、25日のUEFAヨーロッパリーグ32強で、ポルトガルの強豪FCポルトと敵地で対戦し、第2戦目を1-0で勝利を飾った。2戦合計3-0で勝利し、16強進出を決めた。だが、トーマス・トゥヘル監督は、連係不足に終わったチームに「下手なオーケストラ」と苦言を呈している。
「ホームの試合で我々は土台に基づいていた。だが、今日は長い時間、調和やリズムのないオーケストラの様なプレーだった。我々は約束事や推進力を失ったわけではない。この2つの要素が試合における妥当な勝利をもたらした」
この日は、日本代表MF香川真司がトップ下に入る4-2-3-1シ ステムで臨んだ。前半23分に、オウンゴールで貴重なアウエーでの先制点を奪ったが、試合内容に指揮官は満足せず。ブンデスリーガ屈指の攻撃力を誇るタレント集団を出来の悪いオーケストラに例えていた。
ELでは順調な歩みを続けている。強豪ナポリやフィオレンティーナ、そして、ポルトが32強で姿を消す中、レバークーゼン、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、セビージャ、トットナム、バレンシアという強豪とともに、ブンデスリーガ2位のドルトムントは優勝候補の一角となっている。
しかし、下馬評には興味がないという。
「我々が優勝候補かどうかは問題ではない。一丸となってポルトとの初戦の様なパフォーマンスを見せることができるかが重要だ。将来的にピッチ上 にはあの時の正確性が必要だ。まだまだ長い道のりの第一歩にすぎない。次のラウンドでは、強敵が待ち構えていることに疑問の余地はない。我々はもう一段階ステップアップしなければならない」
勝利にも厳しい言葉を続けたトゥヘル監督はチームにさらなる成長を求めていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images