澤から大儀見に受け継がれたバトン なでしこの新10番を背負うエースの本懐

澤と交わした約束 「エースとしてチームを引っ張る」

 エースナンバーは、最前線のストライカーに受け継がれることになった。日本サッカー協会は25日、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(29日~大阪)のメンバー発表記者会見を行い、FW大儀見優季(フランクフルト)が昨季限りで現役を引退した澤穂希さんの「10」番を継承することになった。

 なでしこジャパンの佐々木則夫監督は「他の選手についても10番をつけるだけの資質がある選手はいたと思う」としながらも、指名の理由をこう明かした。

「彼女が気に入って17番を北京五輪以降つけていたが、主要な選手は11番以内をつけているし、そこからイメージを持った中で、リオ五輪や次のワールドカップ、東京五輪に向けて10番を背負える選手、意識が高い選手が良いだろうというところで、決めさせてもらった」

 大儀見自身は「澤さんがいなかったら私が海外を目指すこともなかった。そのくらい澤さんから影響を受けました」と、日テレ・ベレーザ所属時代にも、ともにプレーした偉大な先輩の影響を語ってきた。

 

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