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敵地で痛恨ドローも5勝2分と無敗継続 不屈のジダン率いるレアルは「9差」を逆転できるか
マラガに勝ち切れず、首位バルサとの勝ち点差が9に開く
レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督は現役時代、華麗なボールさばきとともに最後まで諦めない不屈の精神力を見せつけ、チームを何度も窮地から救ってきた。勝負に執着し、奇跡を呼び込む強靭なメンタリティーは、指揮官となった今も失われていないようだ。2月21日、敵地で行われたマラガ戦を1-1で終え、残り13試合で首位FCバルセロナとの勝ち点差が9に開いても、レアルの英雄監督は逆転優勝への望みを一切捨てていない。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
「あなた方は、リーガはもう終わったと考えているかもしれないが、私も選手たちもそうは考えていない。今日(引き分けに終わり)勝ち点2を失ったことで、さらに難しくなったが、我々は決して諦めることはしない。まだ勝ち点を取る試合は、たくさん残っている。だから、我々はそのまま続けるだけだ」
試合後の会見をこう切り出した指揮官は、シーズンが終了するまで諦めずに戦い続ける重要性を説いた。同時に、2月17日に敵地で行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦、ローマとの第1戦(2-0)を引き合いに出しながら、アウェーで勝つことの難しさも語っており、「我々は試合を終わらせるための多くのチャンスを作ったが、モノにすることができなかった。それでも、少なくとも勝ち点1を手に入れたと考えることもできる」と、敵地での勝ち点1獲得をポジティブに捉える発言もしている。
これはベニテス前政権下での今季のレアルが、ミッドウィークにCLグループステージを戦った後の週末に、アウェーでセビージャ(第11節/2-3)とビジャレアル(第15節/0-1)に敗れていたためで、CLとリーガ・エスパニョーラという異なるコンペティションを並行して戦う難しさも述べている。
「シーズン中には違う瞬間というのがある。そしてリーガは(全38試合の)長い道のりだ。他のチームもポイントを落とす可能性はある。しかし私は他のチームのことは考えない。何が起きようとも、継続することが重要だと考えているからだ」