解任のベニテスが怒りの告発! 「レアルが7年で1度しか優勝できない理由は…」

ペレス会長のワンマンぶりを名指しで批判

 今年1月にレアル・マドリードの監督を解任されたラファエル・ベニテス氏が、フロレンティーノ・ペレス会長の現場介入などワンマンぶりを批判し、不満を爆発させている。英衛星放送「BTスポーツ」に対して暴露したもの。

 ベニテス前監督は昨夏、20年ぶりにレアルに復帰。古巣への復帰会見では涙するなど、”白い巨人”への深い愛情を示していた。だが、巨大なエゴの渦巻くロッカールームの掌握がうまくいかず、守備的な戦術などに批判が集まった。レアルは国王杯32強のカディス戦で出場停止のはずの選手を起用する、衝撃的な凡ミスを犯すなど負の連鎖に陥り、ベニテス監督が詰め腹を切らされる格好となっていた。

 スペイン人指揮官は、ペレス会長の影響力がクラブに悪影響をもたらしていると批判している。

「私のアシスタントだったファビオ・ペッキアは、レアルに会長という絶対不変の存在があると言っていた。彼(ペレス会長)はあらゆるところに顔を出し、選手たちと話し、メディアとも話している。彼はいつでもそこにいた。監督として、特にイングランドからやって来たものとしては、この状況は簡単なものじゃない」

 さらに、ベニテス監督はペレス体制の問題はタイトルの獲得数にも如実に表れていると分析。宿敵バルセロナを比較に出して、クラブの組織としてのあり方にも苦言を呈している。

 

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