マンC監督就任のペップにバイエルンが“対策” 引き抜き禁止を厳命か

口頭での同意を英紙が報じる

 バイエルン・ミュンヘンは、来季からマンチェスター・シティの新監督に就任するペップことジョゼップ・グアルディオラ監督と、現在チームに所属する選手の引き抜きを禁止することで合意に至っているという。英地元紙「デイリー・スター」が報じている。

 記事によると、バイエルンの首脳陣はペップがシティの監督に就任後、選手引き抜きによる戦力ダウンを恐れ、同クラブ間での選手移籍を禁止する条件を突きつけたようだ。ペップはこの条件を受け入れ、口頭ではあるが合意に達しているという。指揮官はオーストリア代表DFダビド・アラバなど、”ペップ・イズム”を叩きこまれた教え子の獲得を希望しているとも伝えられていたが、どうやら移籍の実現は難しそうだ。

 バイエルンは近年、国内最大のライバルであるドルトムントからポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキやドイツ代表MFマリオ・ゲッツェらを引き抜いて戦力強化に動いてきた。だが、カール・ハインツ・ルンメニゲ氏らバイエルン幹部は、ペップが監督としての契約期間を残しているにもかかわらず、シティとコンタクトを取っていたことに不快感を持っているとの報道もある。

 そのため2013年夏に就任して以降、圧倒的な攻撃力とポゼッションサッカーでブンデスリーガ連覇を達成し、今季もいまだ三冠の可能性を残すなど結果を残し続けているスペイン人指揮官であっても、やすやすと手土産を渡すつもりはないようだ。

 

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