イブラが「赤ちゃん軍団」チェルシーにリベンジ弾! CL決勝T初戦はPSGが2-1勝利

3年連続でファーストレグは負けなし

 後半に入っても、両チームにチャンスが生まれる。後半4分、最終ライン裏のパスに反応したコスタがフィニッシュまで持ち込んだかと思えば、後半6分にMFアンヘル・ディ・マリア、後半8分にはイブラヒモビッチが強烈なシュートを放ち、両方ともクルトワが弾くなど一進一退の攻防が続いた。

 その中でなんとしても勝利が欲しいPSGは、さらに攻勢を強める。後半16分、イブラヒモビッチのワンツーから抜け出したルーカスがシュートを放ったが、またしてもクルトワがセービング。その後もボールを支配して何度もフィニッシュまで持ち込むが、チェルシーの守護神の奮闘によって試合は均衡を保った。

 攻めあぐねるPSGにとって救世主となったのは、後半29分に投入されたウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニだった。後半33分、ディ・マリアの浮き球パスに反応して最終ライン裏に抜け出し、クルトワの立ちはだかるゴールネットを揺らした。出場してわずか4分の大仕事に、パルク・デ・プランスに駆けつけたサポーターは総立ちに。一度は追いつかれる苦しい展開ながら、2-1で勝ち切った。

 過去2年の対戦でのファーストレグの結果は、13-14シーズンが3-1でPSGの勝利、14-15シーズンは1-1のドローに終わっている。一昨季はセカンドレグでは逆襲に遭って0-2で敗退する憂き目にあったフランス王者だが、その時の教訓、そして昨季果たしたリベンジを自信にして2年連続のチェルシー撃破は完遂できるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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