マンチェスター・Uに移籍トラブル発生か!?アルゼンチン代表DFロホの労働ビザが発効されず

母国でのトラブルが原因か!?

 今季公式戦4試合で勝ち星なしと不振のマンチェスター・Uに追い打ちを掛ける事実が判明した。スポルティング・リスボンから獲得したアルゼンチン代表DFマルコス・ロホが母国で起こした事件の影響で、英内務省が労働ビザの発効を見合わせていることが分かった。英地元紙「デイリー・メール」が報じた。

 ルイス・ファン・ハール監督は、懸案事項となっていたDF陣の補強の目玉として、ポルトガル代表MFナニに金銭を加えたトレードでロホを獲得した。しかし、実はかなりの“訳あり物件”だったというのだ。すでに獲得が発表されている中で、英国のビザ発給が遅れている理由は2010年に母国アルゼンチンで起こした近隣住人とのトラブルが事件化しており、ビザ発給の担当者はこの詳細を調査しているという。告発はされていないものの、現地の警察当局の捜査が今年5月に再開されており、現在継続中だとも報じられている。

 すでに、チームで練習を続けているロホだが、労働ビザが下りていないために、30日のバーンリー戦も出場登録できず。ベンチ入りすらできなかった。ナニを放出してまで獲得した即戦力が登録上の問題で公式戦に出られないというのは、強化部をはじめとするクラブサイドの“ボーンヘッド”というしかない状況だ。

 オランダ代表をブラジルワールドカップで3位に導いたファン・ハール監督だが、マンチェスター・Uでは公式戦でいまだ勝ち星なし。リーグ開幕戦のスウォンジー戦に1-2で敗れ、1972年以来となるホーム開幕黒星を喫した。リーグカップでは3部MKドンズに0-4で惨敗する失態も演じている。30日には、格下のバーンリー相手に、0-0の引き分けに終わった。

 MF香川真司のドルトムントへの放出に動くなど、昨季リーグ7位に終わった名門は再建のために大ナタをふるっているが、ファン・ハール監督は早くも自身の立場が危うくなってきそうな雰囲気だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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