鎌田大地が今季公式戦で二桁得点を達成

　ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は現地時間30日、ブンデスリーガ第29節の敵地ヴォルフスブルク戦で決勝点をマークし、2-1の勝利へ導いた。試合終盤の一発で7試合ぶりの白星に貢献。2試合連続ゴールを挙げ、これで公式戦は10点目となった。自身の公式インスタグラムでは”二桁得点”のピースパフォーマンスを披露している。

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　新型コロナウイルスによる中断期間を経て5月17日にブンデスリーガは再開。1分2敗と再開後未勝利で迎えたフランクフルトは、ヴォルフスブルク戦でも元日本代表MF長谷部誠が3バックシステムの中央に入り、鎌田はトップ下に配置された。

　フランクフルトは前半27分にPKで先制するも、後半13分に被弾。それでも、1-1で迎えた後半40分、左サイドからのクロスをペナルティーエリア右でFWバス・ドストが頭で落とすと、走り込んだ鎌田が左足で流し込んで決勝弾を奪った。前節ブンデスリーガ初得点となったフライブルク戦（3-3）に続く2戦連発となり、チームとしては第21節アウクスブルク戦（5-0）以来7試合ぶりの勝利を飾った。

　これで今季の鎌田はUEFA欧州リーグ（EL）で6得点、カップ戦のDFBポカールで2ゴールと二桁得点に乗せた。現地メディアも殊勲の活躍に注目するなど、存在感を発揮している鎌田。自身の公式インスタグラムでは「Big 3 point（大きな勝ち点3）」と題して、思いを綴っている。

「とりあえず今シーズン目標にしてた二桁得点は達成。ブンデスリーガでの得点がまだまだ少ないので積み重ねていけるよう残り試合頑張ります」

　写真では二桁得点も決めたからか、ピースのパフォーマンス写真を投稿。新型コロナウイルス感染防止のため、抱き合うなどのセレブレーションは禁止されており、鎌田は笑顔を見せながら顔の横にピースを付ける”小さな”パフォーマンスを披露した。

　ファンからは「信じられない試合だった！」「よくやってくれた」「最高！」など絶賛コメントが相次いだ。絶好調男のプレーは多くの人々に勇気を与えているようだ。