中国美人GK、日本アニメに衝撃「ハマった」 二足の草鞋「夜はドラマー」生活に脚光

元中国女子サッカー代表GKジャオ・リーナー【写真:Getty Images】
元中国女子サッカー代表GKジャオ・リーナー【写真:Getty Images】

元中国代表GKジャオ・リーナー、日本アニメ「NANA」に感銘「夢中になった」

 元中国女子サッカー代表のGKジャオ・リーナー(上海国泰君安永柏)は、日本アニメに刺激を受けてサッカーと音楽の二足の草鞋を履く生活を続けているという。FIFA(国際サッカー連盟)も「昼はゴールキーパー、夜はドラマー」と注目を寄せている。

「日本のアニメは、驚くほど偉大なサッカー選手に大きな影響を与えた。中田英寿はキャプテン翼を見てサッカー選手になることを決め、ハメス・ロドリゲス、アンドレス・イニエスタ、リオネル・メッシなどは幼少期にヒーローから様々なインスピレーションを得た」

 記事では、日本の人気漫画「キャプテン翼」がアニメ化もされて世界中で数多くのサッカー選手に与えた影響の大きさに触れた一方、「しかし、元中国女子代表GKのジャオ・リーナーは『NANA』というアニメで音楽の才能を開花させられた。それはパンクロックバンドを中心とした物語である」と言及。日本の漫画「NANA」(のちにアニメ化)が1人のサッカー少女の運命を変えたという。

 1991年生まれで現在28歳のジャオ・リーナーは188センチの長身GKで、中国代表としても長らく活躍。その美貌も相まって高い人気を誇る守護神は「10代の頃、上海のチームでプレーしていた2005年に『NANA』を見た。ロックンロールファンとして、テレビで見た時にこの物語にハマった。それはとてもクールで、夢中になってしまった。そして、あるアイデアが頭に浮かんだ」と振り返っている。

「音楽の誘惑に抗うことができなかった。週末には音楽の先生を探しに出かけ、ドラムを習い始めた。毎日サッカーのトレーニングの他に、空いた時間の多くはドラムを習ったり練習したりしていた」

 クラブでは監督の了解を得て、「倉庫の中にミニスタジオを用意してくれた。トレーニングが終わった後、毎日そこに行ってドラムの練習をしていた」という熱中ぶりだったようだ。何年もトレーニングを重ね、ついに人前で演奏できる腕前になったという。「何人かが脱退して、私たちのバンドは解散してしまった。でも、今でも何人かは会って一緒に音楽をやっている」と語る。

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