絶妙なソーシャルディスタンス!? メッシ、10年前の5人包囲網突破にW杯公式が再脚光

2010年南アフリカW杯当時のリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
2010年南アフリカW杯当時のリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

南アフリカW杯の韓国戦、相手選手5人に囲まれたなかで局面を打開する一枚を投稿

 新型コロナウイルスの影響でフランスとオランダでシーズンが打ち切りとなった一方で、ドイツのブンデスリーガは5月16日の再開を正式発表し、スペインでもバルセロナなどが個人練習を再びスタートさせた。三密を避けるべく、「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」という言葉が流行したなかで、FIFAワールドカップ(W杯)公式ツイッターは、メッシが5人包囲網を突破する決定的シーンを回想している。

「この男にとってソーシャルディスタンスは容易にできる」

 W杯公式ツイッターがこのように綴り、投稿したのは2010年南アフリカW杯のグループリーグ第2戦アルゼンチン対韓国戦のワンシーンだった。

 京都サンガF.C.や鹿島アントラーズでプレーしたDFイ・ジョンス、PSVやトッテナム所属歴のあるDFイ・ヨンピョら韓国の選手5人に囲まれたメッシ。ドリブルで突破を仕掛ける瞬間で、各選手にチャージさせない絶妙な距離が保たれている。

 新型コロナウイルスの影響で“三密回避”が人々の意識に定着するなかでユーモアを引っかけた形の投稿には、「メッシは素晴らしいプレーヤー」「彼は“ウィルス”ではなく“ジーニアス”(天才)」「彼は以前ほど良くないかもしれないが、いまだベストだ」といった称賛のほかに、「だから彼はワールドカップから遠く離れているんだ」とメッシがアルゼンチン代表ではタイトルに無縁なことを揶揄するような声も上がっていた。

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