L・エンリケ監督がペップ超え バルサが脅威の29戦無敗記録を樹立

勝率8割の強さ

 バルセロナは10日、国王杯準決勝バレンシア戦第2戦を1-1で引き分けて決勝進出を決めるとともに、クラブ史上最長の無敗記録を樹立した。

 準決勝初戦で7-0と勝利を挙げたバルサは、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチを除く大半の主力を温存する余裕の展開だった。敵地メスタージャで前半39分に相手FWネグレドに先制を許したが、後半39分に19歳のカメルーン人MFウィルフリド・カプトウムが同点弾を決めた。

 これでルイス・エンリケ監督の率いる昨季三冠王者の無敗記録は29試合に伸びた。10月3日の敵地セビージャ戦で敗れて以来、怒涛の負けなしで、バイエルン・ミュンヘ ンを率いるペップ・グアルディオラ政権が2010年シーズンに打ち立てたクラブ最長の無敗記録28試合を塗り替えた。

 グアルディオラ監督は23勝5分けで金字塔を打ち立てたが、“ルチョ”の愛称で知られるエンリケ監督は23勝6分け。勝率は脅威の79.3%。欧州屈指の名将と呼ばれるペップに比肩する数字を打ち立てた。

 スペイン地元紙「スポルト」によると、バルサ史上3番目の無敗記録は1973年シーズンのオランダ人の名将、リヌス・ミケルス政権の27試合で、この時は20勝7分けだった。

 次戦は2月14日の本拠地セルタ・デ・ビーゴ戦。主力を温存したバルサは無敗記録更新を懸けて戦いに挑む。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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