日本の“死闘”に支持率59%! W杯ベルギー戦がファン投票で“勝利”…「クレイジーな試合」

日本は乾(中央)が追加点を奪うも、その後3失点を喫して敗戦【写真:Getty Images】
日本は乾(中央)が追加点を奪うも、その後3失点を喫して敗戦【写真:Getty Images】

FIFA公式ツイッターの投票でファンからの支持がコロンビア対イングランド戦を上回る

 FIFA(国際サッカー連盟)公式YouTubeチャンネル「FIFATV」では、過去のワールドカップ(W杯)における名勝負をフルマッチ動画で公開している。これは新型コロナウイルスの感染拡大により、世界的に自宅待機が広がったことで「#WorldCupAtHome」と題して展開しているもので、その同チャンネルで新たにアップしてほしい試合についてW杯公式ツイッターがアンケート調査を実施したところ、2018年ロシアW杯ラウンド16の日本対ベルギー戦に多くの支持が集まったようだ。

 アンケート調査は歴代の大会から2試合ずつを選び、それぞれどちらの試合を見たいかという形式で実施されている。今回はロシアW杯から日本対ベルギー戦、コロンビア対イングランド戦の2試合を対象に投票が行われ、計1万421票のうち59%が日本対ベルギー戦に集まった。

 日本対ベルギー戦は、ロシアW杯決勝トーナメント1回戦で実現した。予選H組を2位で通過した日本に対して、FIFAランク3位(当時)のベルギーは同G組を全勝で首位通過。そのため、下馬評ではベルギーが圧倒的に優位とされていたが、日本はベルギーの攻勢に耐えて前半を0-0で折り返すと、後半3分にMF原口元気、同7分にMF乾貴士が決めて2-0とリードし、ベルギーを敗退の危機に追い込む。

 しかし、そこからギアを一段階上げたベルギーが猛攻を仕掛け、DFヤン・フェルトンゲン(同24分)とMFマルアン・フェライニ(同29分)のゴールで試合を振り出しに。そしてこのまま延長戦に突入するかと思われた後半アディショナルタイム4分に、日本のMF本田圭佑がゴール前に上げたコーナーキックのボールを、GKティボー・クルトワがキャッチしカウンター攻撃を発動。最後はMFナセル・シャドリが決勝ゴールを流し込み、ベルギーが劇的な逆転勝ちを収めた。

 W杯初のベスト8進出こそ逃したものの、日本が優勝候補ベルギーをあと一歩のところまで追いつめたこの試合は、日本人だけでなく世界の多くの人々にとって今でも強く印象に残っているようで、「クレイジーな試合だった。物凄いゴールが後半だけで5点も入るんだから」「おそらく大会のベストマッチだったと思う」「スペクタクルなゲーム」といった再放送を望むリプライが数多く寄せられている。再放送が正式に実現すれば、日本の奮闘に再び世界中のサッカーファンが熱狂するはずだ。

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