”チェルシー愛”を貫く主将テリー 今夏の退団濃厚も「私はここに残りたい」

マンU戦後に苦しい胸の内を明かす

 今季限りでチェルシーを離れることが濃厚となっている元イングランド代表DFジョン・テリーは去就について、いまだクラブとコミュニケーションがないまま話が進んでいるという事実を明かした。英国営放送「スカイ・スポーツ」などが報じている。

 テリーは先日、今季限りで満了する契約延長について、クラブから新オファーが届いていないことを明かした。それから1週間が経過し、テリーは残留が第一希望であることを明かしながらも、いまだクラブとはなんの話し合いも行っていないと苦しい胸の内を打ち明けた。

「(自身の置かれた状況は?)とても困難な状況だ。クラブが最も重要な存在だが、今の時点でクラブと私の間で、なんのコミュニケーションも取られていない」

 1-1で引き分けた7日のマンチェスター・ユナイテッド戦後、チェルシーの主将は「私はここに残りたい。それははっきりしている」と心境を明かしている。

 下部組織から1998年にトップデビューを果たし、以降、18シーズンに渡ってチェルシー(00年ノッティンガム・フォレストへ1カ月半の短期レンタルを経験)で活躍してきた。すでに35歳を迎えたとはいえ、昨季はPFA(選手協会)選出の年間ベストイレブンに名を連ねるなど健在ぶりを示していた。

「ここでの思い出を忘れることはない。私の中に生き続けるだろう」

 チェルシーへの愛情を語る偉大なキャプテンの姿を、来季はプレミアリーグの舞台で見ることは叶わないのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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