アーセナル、給与削減発表も…“最高給”エジルは同意せず 「適切ではない」と代理人指摘

アーセナルのドイツ代表MFメスト・エジル【写真:Getty Images】
アーセナルのドイツ代表MFメスト・エジル【写真:Getty Images】

12.5%の給与カットにエジルを含む3選手が合意に達していないことが報じられる

 新型コロナウイルスの感染拡大が全世界に打撃を与えているなか、プレミアリーグのアーセナルは、選手、監督、コーチングスタッフの給与削減で合意したことを発表した。ただし、英紙「デイリー・メイル」によると、クラブ最高額となる週給35万ポンド(約4700万円)を得ているドイツ代表MFメスト・エジルは合意していないという。

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 トップチームに所属する選手とコーチングスタッフの給与削減の合意を発表したアーセナルだが、3人の選手は完全に合意しておらず、エジルはそのうちの1人だという。

 クラブはエジルと個別に話し合いを設けており、エジル自身も将来的な給与削減に応じる構えを見せている。ただし、削減額については、最終的にクラブがどれだけの収益を上げられるかが明確になってから、決断を下したい意向にあるという。場合によっては、他のチームメートたちが応じた12.5%以上の給与削減にも応じる見込みのようだ。

 エジルの代理人であるエルクト・ソグト氏は、今月上旬に「給与削減は一つのオプションだが、すぐに合意に達する必要がない。クラブにはまた昨シーズンと同じ収益を上げられる可能性があるのだからね。クラブの損失がいくらになるのか。それは3カ月から6カ月後には分かるだろうが、現時点では分からないことだ」として、決定を延期すべきと主張。クラブの発表後には、米スポーツメディア「The Athletic」で次のように指摘している。

「クラブがファーストチームの1人の選手と交渉を行い、他の選手たちに同じようにするように伝えるやり方は、適切ではないと思う。個々の契約は、そのように行われるべきではない。クラブが監督と話をまとめ、選手たちに交渉するようにしても、特に若い選手などは、同意しなければ、今後に個人的な影響が出てしまうのではないかと考えてしまうだろう」

 当初、アーセナルの選手たちは給与削減に否定的だったという。しかし、その後にミケル・アルテタ監督との話し合いの場を持ったことで、状況に変化が生まれている。

 アーセナルは今後2シーズンでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得すれば削減された12.5%を、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の出場権なら7.5%を返還する予定となっているが、欧州の大会に出られなければ12.5%がそのまま削減される。クラブ最高給のエジルの動向は今後も注目されそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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