レアルは練習再開に慎重な姿勢 コロナ騒動の完全終息を目安に設定「リスクがゼロに…」

レアル・ソシエダが14日から練習場を開放し個人トレーニングを再開させる方針を発表
新型コロナウイルスの感染拡大によって、大きなダメージを受けた国の一つがスペインだ。国民の多くが愛するリーガ・エスパニョーラも無期限の延期状態となっているなかで、レアル・ソシエダが今週中のトレーニング再開を目指している一方、レアル・マドリードは“完全終息”するまでは練習場を開くつもりはない意向だと、スペイン紙「AS」が伝えている。
バスク地方にあるソシエダは現地時間11日にクラブ公式サイトで練習場を開放し、選手やスタッフがPCR検査を受けさせたうえで14日から個人トレーニングを再開させる予定だと発表した。新型コロナウイルスによる死者が1万5000人を超えるスペインにおいて数少ない光とも言えるニュースだが、最も感染被害が多い首都マドリードに居を置く“銀河系軍団”は、180度違う方針を示している。
同紙によると、クラブ関係者のコメントとして、トレーニングを再開させるタイミングは「健康へのリスクがゼロになった状況」だとしている。このスタンスは関係者だけでなく、理事会やメディカルスタッフ、指導陣に至るまでのすべてのレベルにおける“全会一致”なのだという。
同関係者によると自宅でのトレーニングが続いている選手たちは「トレーニングが再開することを待ち遠しく思っている」とのことだが、選手たちへの感染リスクが完全にない状況のみ確保する姿勢は一貫している。
リーグ戦再開前には21日間の「ミニプレシーズン」が必要と見られるなかで、リーガ各クラブによって練習環境によって格差が起きる可能性も否定できない。
(Football ZONE web編集部)
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