ザックJ因縁のコロンビア代表FWが広州恒大に移籍金59億円で加入! ACLで浦和と対戦へ

アジア王者が新エースにJ・マルティネスを迎え入れる

 昨季のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)を制した広州恒大が、今季も一大補強に打って出ようとしている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、「センセーショナルな高額オファー」という見出しで、アトレチコ・マドリードのコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスに広州がメガオファーを出したことを報じている。

 マルティネスには、今季開幕前に日本代表FW本田圭佑が所属するACミランが獲得に興味を示し、最終的にコロンビア代表FWカルロス・バッカの獲得に至ったという経緯があった。広州はこの南米出身ストライカーの獲得に4500万ユーロ(約59億円)の移籍金でオファーを出し、クラブ間合意。選手からの合意も取りつけ、メディカルチェック後に正式契約を結んだと発表された。

 欧州の移籍市場はクローズされているが、ACLの登録期限は2月13日のため、中国クラブにとってはまだ移籍期間の真っ最中だ。ルイス・フェリペ・スコラーリ監督が率いる広州は、昨季までのエースであるFWエウケソンを上海上港に放出しているため、今季の得点源として白羽の矢を立てた格好になる。

 広州は今季のACLで、浦和レッズとグループステージで対戦することが決まっている。2014年ブラジル・ワールドカップの日本戦で2ゴールを奪ったストライカーで、欧州でも高額オファーで争奪戦となった男が、日本代表GK西川周作や同DF槙野智章を擁する守備陣に対して牙をむくことになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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