「元世界最高のボランチ」の足技が災い!? セリエAで起きた珍事が欧州で話題に

フィオレンティーナのソウザ監督がインプレーのボールに触り退席処分

 フィオレンティーナのパウロ・ソウザ監督が、31日の敵地ジェノア戦で勝利を焦るあまりにまだタッチラインを割っていないボールを相手に渡し、退席処分を受けるという珍事がヨーロッパで話題を呼んでいる。

 現役時代にユベントスやドルトムントでプレーし、「世界最高のボランチ」とも呼ばれた元ポルトガル代表の足技が災いしてしまった。0-0で迎えたジェノア戦の試合終了間際、フィオレンティーナの選手がクリアしたボールを、タッチライン上のソウザ監督が足でコントロールした際に事件が起きた。

 指揮官は時間のロスを避けるために、ジェノアの選手にボールを手渡したが、実はボールは完全にタッチラインを割っていなかった。主審はまだインプレーであったとして、ソウザ監督を退席処分に。ポルトガル人指揮官はボールは出ていたと抗議するが、判定が覆ることはなかった。

 リプレーで見ても、ボールは明らかにラインを割っていなかった。試合後、ソウザ監督は衛星放送「スカイ・イタリア」のインタビューに応じ、「あれは私を含めて誰もがラインを割ると予想していた。ルールはあるが、正直なミスだった。私は常に規律を守ることを心掛けており、審判に働きかけた。しかし、正しい行いに対しても厳罰は処される」と、不本意な退席処分について語っている。

 

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