スペインで初めて1試合2得点した一戦にも注目

　最後は、2020年2月29日第30節エストレマドゥーラ戦（2-2）のゴール。この一戦で岡崎は2得点した。チームは前半17分、エストレマドゥーラに先制点を与える展開に。しかしここから岡崎の決定力が光った。同29分、左サイドからのクロスにバックステップを踏みながらヘディングで合わせると、相手DFとGKが反応できないコースに流し込んで同点に追いついた。

　「DAZN」が選出しているのは、さらに1-1で迎えた後半19分の一撃だ。には、ペナルティーエリア右からの折り返しのクロスを、バウンドがはねた中でも頭で巧みに合わせて勝ち越しゴールを奪取し、スペイン移籍後初の1試合2得点を記録した。スペイン紙「ヘラルド」は、ヘディングでの2発に「その頭で試合を劇的に動かせることを知っていた」と百戦錬磨の輝きを称えていた。

　ブンデスリーガやプレミアリーグでも輝きを放ってきた岡崎。スペインの地でも、変わらず愛され、途切れることなくファンの記憶に残るゴールを刻み続けている。