「国境閉鎖の10分前」 元Jリーガーの“中国入り”に海外注目「無期限に入国できないと…」
中国は新型コロナの逆流入を懸念し国境を閉鎖 フッキとオスカルはギリギリで入国
現在、世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響により、世界の大半でリーグ戦が中断されている。そんななか、海外メディアは「国境閉鎖の10分前に中国入りした」と見出しを打ち、国境を閉鎖した中国へと降り立った元ブラジル代表FWフッキのギリギリの入国に注目している。
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中国・武漢が発生源とされる新型コロナウイルスは世界で急速な拡散を見せており、欧州全域のリーグも中断を強いられる事態に。一方、中国は1日あたりの感染者数が減少している。そんななか中国政府は26日、新型コロナウイルスの“逆流入”を避けるべく、外国人の原則的入国禁止が宣言され、2日後に実施されることになった。海外メディアは中国スーパーリーグに在籍するサッカー選手たちのギリギリの入国に注目している。
ブラジル紙「グローボ・エスポルジ」は「フッキとオスカルは国境閉鎖の10分前に中国入りした」と見出しを打って報じ、川崎フロンターレなどに在籍経験がある上海上港のフッキと、元ブラジル代表MFオスカルについて「中国が国境閉鎖を決行する10分前に上海浦東国際空港に降り立った。移住許可や就労ビザがあっても、無期限に入国することができないと判断したためだ」と指摘している。
一方、「他の選手がブラジルにとどまった」と、元ブラジル代表MFパウリーニョ(広州恒大)、MFレナト・アウグスト(北京国安)、FWロジャー・デゲス(山東魯能)、MFアレックス・テイシェイラ(江蘇蘇寧)ら中国スーパーリーグに在籍するブラジル人選手たちは母国にとどまったと説明している。先日、ベルギー代表MFマルアン・フェライニ(山東魯能)がリーグ初の感染者となっているため、今後のリーグ再開にも影響する可能性は高そうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)