日本と欧州、なぜコロナ感染率が違う? 知日派のサッカー代理人が指摘「日本人の…」

「日本に滞在し、一つのことを学んだ」と語るクロート氏 「それは敬意の問題だ」

 各国の人口と照らし合わせれば、イタリア約6000万人で感染率0.1533%、ドイツ約8200万人で同0.0707%、日本約1億2600万人で同0.0013%。10万人単位で見ると、イタリア約153人、ドイツ約70人、日本約1.3人と感染割合の差は小さくない。

 クロート氏は「私は何度も日本に滞在し、会話や交渉、イベントなどで一つのことを学んだ。一定の距離を保つこと。それは敬意の問題だ」と言及。握手やハグなどが一般的な欧州の文化と異なり、日本にはお辞儀文化が根付いていると強調する。

「挨拶や別れの握手は、この5~6年で多少変わったかもしれないが、それでもまだ習慣にはなっていない。相手から適度な距離を取り、お辞儀をするのが礼儀だ。また、バス停や駅では押し合ったり、突き飛ばしたりせず、列にしっかり並ぶ」

 3月下旬に入り日本でも感染者が増えているが、それでも欧州に比べると低い数字で食い止めている。Jリーグは4月25日にJ3、5月2日にJ2、同9日にJ1と段階的に再始動する予定だが、スムーズに再開の日を迎えられるか。今後の動向に注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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