香川と小学生31人の夢の対決が海外で話題に 米メディアは「容赦なし」

昨年末に神戸で主催した無料イベントで実現 鋭いドリブル突破を仕掛け…

 ドルトムントの日本代表MF香川真司が、12月24日に生まれ故郷の兵庫県・神戸ユニバー記念競技場で子ども500人を集めたイベントを主催した。ここで小学生31人対香川という変則マッチが行われたが、このスペシャルマッチがアメリカで大きな話題を呼んでいる。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が、「ボルシア・ドルトムントのシンジ・カガワが学生27人と対決」との見出しで特集している。

 香川が故郷に恩返しをするために自費で開催した「シンジ・ドリーム・プロジェクト」という無料イベントで実現した夢の対決は、太平洋を越えて反響を呼んでいる。

「シンジ・カガワはキャリアを通じて国内、国際的にも最高レベルの舞台でプレーしている。しかしながら、最近彼のキャリアで最も難しい相手との対戦に自ら身を置くことになった」

 特集ではこのように紹介されている。記事内では「我々の計算が正しければ、フィールドプレイヤー25人とGK2人」とされているが、実際のところ、「兵庫ドリームチーム」は小学生31人だった。1対31という対決で、香川は2点リードを許したところでドリブル開始。切れ味鋭いドリブルで子どもの群れを突破し、右足でゴールを決めると、両手で天を仰ぎながら笑顔でガッツポーズしている。

 「容赦なし」の一言で、特集は締めくくられている。この動画はドルトムントの公式ツイッターでも、「シンジ・チャレンジ 捕まえられるならやってみな」というタイトルで紹介されており、香川と子どもたちの交流は大きな話題となっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

千葉 格●写真 photo by Itaru Chiba

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