天才ロナウジーニョ、「魔法の瞬間TOP5」を英紙選出 “神ドリブル”に回転オーバーヘッドも…

2005年の“エル・クラシコ”で躍動したロナウジーニョ【写真:Getty Images】
2005年の“エル・クラシコ”で躍動したロナウジーニョ【写真:Getty Images】

レアルとのクラシコで“神ドリブル”から2ゴール

 4つ目は、2005年のレアル・マドリードとの“エル・クラシコ”で決めた2ゴールだ。敵地サンティアゴ・ベルナベウに乗り込んだバルセロナが3-0と完勝した一戦で、ロナウジーニョが“神ドリブル”で宿敵のファンをも脱帽させる。まずは1-0で迎えた後半14分、左サイドをドリブルで駆け上がったロナウジーニョは細かいステップを踏みながら、スライディングタックルを仕掛けたスペイン代表DFセルヒオ・ラモスを難なくかわすと、そのままペナルティーエリア内へ侵入。DFイバン・エルゲラを一発のフェイントであっさりと置き去りにすると、GKイケル・カシージャスの逆をついてニアサイドを打ち抜いた。さらに同32分、ロナウジーニョは左サイドで再びラモスと対峙すると、軽やかなボディフェイント一発で“無力化”して縦へと突破し、最後は右足で逆サイドへ流し込んだ。

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 そして最後に選ばれたのは、2006年のビジャレアルとの一戦だ。元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスの右サイドからのクロスに対し、ロナウジーニョは胸トラップを1回入れると、ボールが浮いている間に身体を時計回りに回転させ右足でオーバーヘッドキックを放つ。ボールは相手GKの伸ばした手を弾き飛ばし、ゴールネットへと突き刺さった。ロナウジーニョ本人も「子供の頃に夢に見たようなゴール」と語った、まさに伝説的な瞬間となった。

 今回の逮捕劇で偉大なキャリアに傷をつける格好となったが、ロナウジーニョがピッチ上で見せてきたスーパープレーの数々が色褪せることはないようだ。

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